(作例あり)家で簡易的なセットでモノ撮りをする方法|柿を秋の味覚と一緒に撮影してみた

柿とフルーツの写真
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こんにちは、カメライクブログの明です。
暑い時期から一気に気温が下がり、秋になると撮影したいものがたくさん出てきますが、今日はお手頃な果物を家でならべて写真を撮ってみました。

家に写真を撮るようなセットはないけど、雰囲気のある綺麗な写真が撮りたい!
どうすればいいの?

という疑問にお答えするべく、家にあるものを使って綺麗に写真が撮れる方法を紹介できればと思います。
専門的なセットがなくても再現できます。

あんまり凝りすぎると撮影準備自体をしたくなくなるかもしれませんし、気楽に構えて撮影を楽しめたほうがハードルが低くて撮影の練習になりますね。
そして家だと天候に左右されることもないので、モノ撮りするなら安定した環境で撮影できる利点があります。

今回の記事では、撮影の準備と、その準備の段階でどんなことを考えていたかということを含めて、
作例を通してお伝えしていきます。

いつもどおり、写真を見て楽しんでくださる方は大歓迎です。
では、早速やっていきましょう。

今回と同じ環境に少し手を加えて、いただいた花束の写真を撮影しました。
光の当て方などについても作例を作りましたので是非ご覧ください!

目次

自宅での撮影環境と準備したもの

まず今回はお家でのお気楽撮影ということで、簡単にどんな環境を作ったのかということを説明しますが、環境と呼ぶにはお粗末な、家にあるものでだいたい間に合ってしまうもので撮影しています。
そんな気軽さが今回のコンセプトでもありますね。まず全貌を見ていただきますとこんな感じです。

■撮影環境

  • 大型家具店でよくあるような木目のテーブル(普段これでご飯食べてます)
  • 壁はふすま(この背景の色は家にあるシーツとかタオルを使って代用できる)
  • いつものカメラと単焦点レンズ、三脚
  • ただの勉強用デスクライト

こんな感じです。

画角をずらさず照明の位置を変えて撮影したいので三脚を使っているのですが、今回はブレを心配するようなシャッタースピードではないので別に三脚じゃなくても、手持ちで撮影してもかまわないと思います。

でも部屋の電気を強くしたり弱くしたり、デスクライトの照らす方向を変えて一番きれいに見える場所を探したりするために手持ちより、椅子でも別の机にでもカメラを固定できる場所があれば便利ですね。

できればRAW画像で撮影する

追加のポイントを一つだけ。
ライトのあかるさや色味を調整できると良いのですが、室内での撮影はどうしても自分の思った色にならないとか、自然な色に撮影できないときがあります。カメラ自体に補正機能が付いてはいますが、できれば大きなディスプレイを見ながら現像時に色味が調整できたほうが完成度が上がるので、さらに良い写真を目指すならRAW画像で撮影するのが良いと思います。
私も今回の写真はCanonDPP4で現像しています。

天候に左右される方法ではありますが、太陽光が入る窓があればその近くで撮影してやればある程度明るさを確保できると思いますので、天気のいい日に室内で撮影する時の参考にできると思います。

一方で、業務用のスタジオなどに行くと逆に窓があると明るさが変わるのでそういうのを避けてライティングだけで明るさを作っている場合もあります。
でも今回は自宅で気軽にする撮影なので、この辺はお好みでいいですね。

環境のイメージをお伝えしたところで、被写体になる柿と愉快な仲間たちを並べていきます。

柿をどう撮影するかをイメージするところから始める

まず、何をどんな感じでならべて撮影するかというところからイメージします。
今回の主役は実家の庭でとれた柿です。丸くて光沢があるこの柿を綺麗に撮影したいと思ったところがスタートです。

最近流行っている感じの、セーターとかマフラーとかコーヒーカップとか使っておしゃれに撮影してもよかったんですが、
私の中で柿は和風というイメージだったので、自分のイメージと合わないことと、
ちょうどたくさんいただいた果物類があったので、それを並べてセットにすることにしました。

大体でもいいので、一度ならべてみます。こんな感じです。

割と雰囲気出てますね、やっぱり秋は果物も多くていいです。さて、これをどこから撮影するかなんですが、真上から、真横からなど、いろんなやり方があると思います。
今回はお手軽が売りなので横から撮影してみます。撮影したい角度に近づけてみるとこんな感じです。

ならべ方のコツというか、考えたこととして、
まず主役は一番前方中央にある柿で、背景として大きめのりんごで高さを出し、少し前ボケ要素としてみかんを配置しました。

ちょっとみかんの主張が強いかな?と思いつつも、
ファインダーを覗いて調整しないと自分のイメージと全然違うこともあるので、実際に撮影したい画角に合わせてイメージをつかんでみます。それが次の写真です。

大量に被写体があるようなこういう写真では、全部を収めると良くない場合もあります。
今回のように思い切って手前や奥の果物は切れている状態を作るとそれっぽくなることがあるので是非試してみてください。

悪くないですね、綺麗に撮れてると思います。
でも自分のイメージと違うところがこの時点で3つありました。
ちょっと調整してみます。

試し撮りしてみて、イメージと違うと思ったこと

イメージと違うと感じたところは次の3点です。

■イメージと違うところ

  • やっぱり一番右手前のみかんの主張が大きい
  • 主役のはきれいなんだけど、平坦に並んでるだけでちょっと主張が足りない
  • 左奥のりんごに思ったほど高さが出ていない

みかんの出っ張りについては凸凹があったほうが自然に撮影できるんじゃないかと思ってのことでしたが、この画角だとちょっと主張が大きすぎるように見えます。もう少し奥に入り込むように調整してやりましょう。
ちなみに、最初はもっと無造作で果物の向きも横を向いていたりひっくり返っていたほうが面白いんじゃないかと思って試してみましたが、それもこの画角にはちょっと合いませんでした。

ですが、中央のが一番色味とツヤが綺麗だったので主役として真ん中に据えていましたが、横並びであんまり存在感を出さない主役になっている気がしました。気持ち程度ですが、少しだけ前に出っ張らせて存在感を出してみます。

最後にりんごですが、高さを出して背景を補ってくれる存在として後ろに置いていたのですが、高さがあまりでていません。
りんごの下に小皿を敷いて、高さを出してやりたいと思います。
前の果物たちにかき消されて小皿は撮影時見えないので特に問題なさそうです。

改善後の写真撮影

これらを調整して改めて撮影したのが今回の写真です。

柿とフルーツの写真

みかんを調整してフルーツが右手前から左奥に流れている画角ですが、柿を一歩前に出したことで少し主張がでて、りんごの高さを調整したことで先ほどより背景がすこしよくなったと感じています。

この写真は部屋の電気を少し暗めにしたうえで、デスクライトを左上から照らし、ちょうど光沢の位置が綺麗になるようにして撮影しています。部屋の電気を明るめにしてデスクライトとダブルで撮影したのが次の写真です。

すこし明るくなりましたが、柿の肌の質感や光沢を表現することを考えると、先ほどのすこし暗めの写真のほうが良いかなぁという感想です。
ライトが二つになると果物に当たる光沢部分が二つに割れてしまうことも考えられるので、デスクライトの位置を調整しながら不自然な光にならないように調整すると良いと思います。

可愛らしい柿だったので、手持ちでもう一枚。
三脚がなくても綺麗な写真が撮れそうですね。

今回のまとめ

いかがだったでしょうか?今回は作例を見ていただきながら
家で簡易的なセットでモノ撮りをする方法」というテーマで考えてきました。

プロっぽいセットがないといい写真は撮れないというわけではないのでいろいろ時間をかけてチャレンジするとそれが経験の蓄積になっていきます。
果物だけでなく、お気に入りのものを中心にセットを作って雰囲気を出し撮影してみるといい写真が撮れそうですね。

今回使用したカメラとレンズ

今回撮影に使用したカメラは、EOS 6D Mark II
今回撮影に使用したレンズは、Canon EF50mm F1.8 STMです。

今回の記事は如何だったでしょうか。
皆さんの写真ライフに参考になれば幸いです

今回も見てくださってありがとうございました!

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