こんにちは、カメライクブログの明です。
三重県の奥志摩に宿泊したときの夕食バイキングに出たカットステーキが美味しかったのでそれをカメラで撮影しました。
今回は、撮影の方法と、Canon純正の現像ソフトDPP4を使って現像し、撮ったままの写真と比較してどこを調整したのかお伝えできればと思います。
この記事はこんな疑問を解決したい方にお勧めです。
- どうやったら食べ物が美味しそう撮れる?
- 食べ物の写真は現像時にどうやって調整すればよい?
気を付けたことや考えたことを振り返りながら紹介していきたいと思いますので、撮影時の参考にしていただければ嬉しいです。
いつもどおり、見て楽しんでくださる方は大歓迎です。
では、早速いってみましょう。
撮影時のカメラ設定
今回のお題は「カットステーキを美味しそうに撮影したい」。それに加えて現像でさらに美味しくしていきます!
前回までの記事同様、撮影時そのままの写真をBeforeとして見ていただき、その後DPP4で仕上げた写真をAfterで載せていきたいと思います。
前回の記事もぜひ合わせてご覧ください!
DPP4の最初の設定値はこちらです。ここからいろいろ触っていきます。
この設定は特に狙っているわけではなく、カメラ設定の初期値と考えてもらって大丈夫です。
明るさ調整:0
ホワイトバランス調整:オート(雰囲気優先)
微調整:なし
オートライティングオプティマイザ:標準
ピクチャースタイル:オート
詳細設定:オール0
シャープネス:アンシャープマスク 強さ4 細かさ4 しきい値4
撮影したままのJPEG写真と、DPP4で現像した写真
カットステーキを美味しそうに撮る
この写真以外にもカットステーキを撮影した写真はたくさんあるのですが、
今回気を付けたことは「光沢が一番だせる角度から撮影する」こと。
天井のライトがカットステーキの上にかかったソースに反射してキラキラ輝いているのが目を引きます。
食べ物の写真で何を主役にするかを迷うときには、光沢があるかどうかで判断すると写真映えすると思います。
さてさて、
とはいえ夕食バイキング会場の照明がかなり暗かったこともあり、元の写真は明るさがなくて、その上肉眼よりも少し赤みが強い写真になっています。
これを美味しく現像していきますよ!
DPP4設定
- 基本的な調整
明るさ調整 明るさ0.83
ホワイトバランス調整 色温度2900K
詳細設定 シャドウ-2 ハイライト2
現像のポイント
まず明るさ調整から。
かなり暗い場所だったので、撮影時からRAW現像で明るさ調整することを前提にしていました。
続いてホワイトバランス調整について。
雰囲気優先の撮影でかなり赤みが強い写真になってしまっていたので、自分がホテルバイキングの場所にいたくらいの色味になるようにホワイトバランス調整で調整をかけていきます。
今回は少し赤みが残るくらいのところで自分の脳内のイメージと合致したのでこのあたりを落としどころにします。
詳細設定ではシャドウとハイライトをお互いに強めました。
まずシャドウで全体的にのっぺりとした写真を立体的に見えるように調整し、
ハイライトはお肉というより、お肉を載せているお皿の白さを少し強調することで、ステーキがより強調されて見えることを心がけました。
いかがだったでしょうか?
こういう好きな物を現像処理しているときが一番楽しいですね。
おなかが空いてきます。
今回は一例でしたが、好きな色味や好きな明るさ、少々調整するのか大げさに調整するのかなど、現像時にかなりいろんなことができますので、好みの設定を見つけて自分自身で気持ちの良い落としどころを是非見つけてみてください。
さて、
その他の写真は立て続けに現像前・現像後を載せていきたいと思います。
バイキングのプレート
DPP4設定
- 基本的な調整
明るさ調整 明るさ1.33
ホワイトバランス調整 色温度2900K
詳細設定 コントラスト1 シャドウ1 ハイライト3 - トリミング あり
現像のポイント
先ほどのカットステーキと同じ場所での撮影でしたので、同じ原理で現像していきます。
これはとにかく画面いっぱいに食べ物があって幸せに満たされた写真を作りたいという思いでトリミングしました。
中央の光沢があるお刺身を中心に展開できればと思って撮影していました。
お刺身が美味しく見えるための明るさ調整、ホワイトバランス調整にしています。
詳細設定では、コントラストとシャドウで影の強さを調整し、ハイライトを強めにしてお刺身の光沢を強調しています。
残念だったのは、大根のつまがお刺身にかかっている部分。バイキングなのでどうしても綺麗にならべられないのは仕方がないのですが、大根だけでも被らないようにしたかったです。次からの教訓ということで。
小さめに撮影したカットステーキ
DPP4設定
- 基本的な調整
明るさ調整 0.83
ホワイトバランス調整 色温度2900K
詳細設定 シャドウ-2 ハイライト2
現像のポイント
こちらの現像については最初のカットステーキの考え方とほとんど変わりません。
アップで撮影するとなんでも美味しく感じてしまうんですが、ちょっと引き気味で撮影した写真も残しておくと意外にそちらの方が良かったということも今まで結構あります。
RAW現像を前提にしていればトリミングして調整も可能なのであえて引き気味で撮影しておく方が失敗がないかもしれませんね。
今回のまとめ
ホテルの夕食バイキングを撮影・現像してみました。
実際に撮影するときの留意点と、RAW現像するとどんな感じになるのか見ていただけたと思います。
ご自分で撮影した写真でもパソコン1台あれば比較的簡単に現像できますので、ぜひお試しください。
今回使用したカメラとレンズ
今回撮影に使用したカメラは、EOS 6D Mark II
今回撮影に使用したレンズは、SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM Art です。
今回の記事は如何だったでしょうか。
皆さんの写真ライフとお出かけに参考になれば幸いです。
今回も見てくださってありがとうございました!
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