晴れた日に桜を撮る方法やアイディア | 山田池公園

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こんにちは、カメライクブログの明です。
ついに大阪でも桜の季節がやってきました。
そして2022年にアップした「曇りの日に桜のきれいな撮り方を考えてみる」という記事をはじめとして、このブログの桜の記事にたくさんアクセスありがとうございます。

今年2025年は晴天に恵まれたので、「晴れた日に桜を撮る方法やアイディア」としてこちらの記事に投稿してみたいと思います。

今回の記事内に掲載する画像は、現像処理や補正、加工は一切していません(Webに載せるために撮影時のJPGを縮小してウォーターマーク付けただけです)ので、撮影した色合い・明るさ・画角そのままでアップしています。
撮影後に何もしなくてもこんな感じで撮影できるんだなぁと参考にしていただければと思います。

晴れた日だといろんな写真が撮れるので、かなり好きにいろいろやってきました。
写真を見て楽しんでいただける方は大歓迎です!
では今年も早速やっていきましょう。

反響いただいている桜の撮影方法の記事も紹介させてください。
桜は曇りの日に撮影しても美しいですよね。

目次

晴れた日に撮影する桜について

曇りの日との比較

なぜかここ数年晴天に恵まれず、曇りの日ばかりに桜を撮ることが多かったので、晴れの日そして午前中の時間に桜を撮影するのはとても久しぶりでした。

曇りの日はしっとりした花びらや比較的透明感がある写真が撮りやすいのですが、木や桜並木を引いて撮ろうとするとちょっと色がない暗いイメージになってしまいます。
一方で、晴れた日はしっとりしたイメージというより色合いがしっかりと出ますし、空の色や緑の色などほかの色とのコントラストも楽しむことができます。ですので、木全体や桜並木を撮影するときには晴れの日がお勧めですね。
せっかくの晴れの日なのでしっかりと明るい写真を前提としています。

この記事では、
・曇りの日にも撮影したように、桜に近づいてアップで撮影するアイディアと、
・後半で木や景色を引きで撮るアイディアをお伝えしようと思っています。

桜に近づいてアップで撮影するアイディア

白飛びの活用

アイディアと言っていきなり「白飛び」アイディアなんですが、
トップの写真を含め、私が桜を撮影するときに好きなやり方なので先に紹介したいと思います。

露出オーバー気味で白飛びを活かすと幻想的な、
そして不思議なことに、やり方によってはまぶしいというよりむしろ柔らかい写真を撮ることもできます。

上はトップにするくらい気に入っている写真ですが、明るめに撮影しています。
これをさらに露出を上げて白飛びを許容すると以下のような写真になります。
空の色が淡くなることと桜のピンクがにじみ出て桜がしっかりと写っている時と比較してかなり柔らかいイメージの写真になると思います。
撮影するときはマニュアルモードでシャッタースピードを遅くするなど、明るめの写真も撮っておくと後で見返して楽しめるかもしれません。

上の写真の露出はオーバーのオーバーですが、どこか柔らかい、全体がふわっとした印象の写真になります。
絵画のような写真になるので気に入っています。

空の色と桜のピンクを意識する

まだ花なんですが、さくらんぼを思わせる細い緑部分が綺麗です。

白飛び活用で紹介したトップの写真でもそうでしたが、
晴れた日の空は曇りの日と違って青が本当に美しいですし、それにマッチするかのような白っぽいピンクの花が桜です。

先ほども言いましたが空の色は露出を調整で若干変えることもできますので、現場で見ているイメージそのままの色を再現してもいいですし、若干濃い、あるいは淡い色にしても美しいです。

ボケの活用

私は自分自身がその写真を見るときに一番に目が行くところにピントを合わせようとしているんですが、どこを最初に見るかは人によっても違うかもしれないので、こういうのを探求するといろんな好みが分かれて面白そうです。
たくさんある花すべてにピントを合わせずに、その中の誰に合わせるのか決めると主題が強調されます。

枝の流れを意識する

愚直でごつごつした枝があるからこそ、繊細で美しい花が安心して咲けます。
この対象が桜の美しさを際立たせると思います。
堂々とした太い枝もあれば、これどういう流れになってるの?というへんてこな枝の流れもあります。

一直線に伸びた枝もきれいですね。
真横から撮ると被写界深度の点でも全体にピントが合わせやすいというメリットもありそうです。

現場限りなら明るめ、RAW現像するなら暗め

上の写真は明るめに撮影した写真ですが、自分の目に実際に写っている現実とかなり近い明るさです。
一方で、カメラのファインダーを覗いた時に下に出る露出レベル表示で真ん中かひと目盛りくらい、ほんの少し明るめの位置で撮影したのが下の写真です。

もちろん上の写真も一つの作品として綺麗で、こちらの写真のほうが好きと思う人もいると思うのですが、現場にいると自分が撮りたい芝生の色より少し曇ったように感じたり、もうすこし後ろの桜も明るく写ってほしいと感じました。

晴れた日は背景の明るさもあるので、カメラの思うちょうどいい露出で撮影すると若干暗めに撮影されることがあります。
撮ったままの写真を出すなら少し明るめに、でもお家に帰ってからRAW現像するのであればむしろ白飛びしていない暗めの写真を撮影しておいたほうが失敗がないですね。

バックを別の背景色で埋める

桜の隣に赤と緑の葉がきれいな茂みがあったのでそれを背景にしています。
ちょうど中心部分で一番明るい花の部分にピントを合わせています。

山田池公園には桜以外にも菜の花やチューリップなどいろんな主役級の花たちがいましたので、桜のシーズンが終わってもまだまだ楽しめそうです。

枝を撮る

花ありきの枝ではなく、枝を主役として撮ってもいいですね。
空に向かってそびえる枝は力強いです。
逆光気味でとると空の色が白くなるので、青くしたいなら順光方向で撮ってみてください。

桜の木を引きで撮影するアイディア

下の写真が今回の桜並木を引きで撮影するアイディアです。
空と芝生と桜の色合いがマッチして綺麗なのと、この写真では右上から中央にかけてピントが合った枝がありますが、かなり低い位置に枝が垂れ下がっていたのでその枝に焦点を合わせ、景色自体を淡くボケるようにしてみました。
空の色を青く撮影するためには逆光にならないようにする必要がありますね。

上の写真でピントを合わせた枝だけを撮影した写真が下です。
背景を桜の花にしているのでうっすらとした白が全体に広がります。

もちろん普通に撮影してもきれいです。
普通の花って葉っぱがあってそこから花が咲くのに、桜は木がピンク一色になるってすごい木ですよね。

垂れ下がった枝が綺麗だったので撮影していますが、空を見ると白いです。
逆光気味でとると花の色がよどんだり、空の色が出なかったりするので、撮りたい写真を撮るには光がどこからきているかを知っておくのも大事ですね。

上の写真は前ボケ、下の写真は手前の枝に焦点を合わせ景色をボケさせています。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は桜について撮影方法・撮影アイディアをまとめてみました。いくらかでも参考になるものがあればうれしいです。

▼アイディア
・白飛びの活用
・空の色と桜のピンクを意識する
・ボケの活用
・枝の流れを意識する
・バックを別の背景色で埋める
・枝を撮る

▼撮影方法
・光がどこから差しているか意識する
・すこし明るめに撮影する
・RAW現像するなら暗めも撮っておく

今回使用したカメラとレンズ

今回撮影に使用したカメラは、EOS 6D Mark II
今回撮影に使用したレンズは、SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM Artです。

楽しみながらスキルアップできれば最高ですね!

今回も見てくださってありがとうございました!

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