(初心者向け) 夜景撮影時のカメラ設定はこれで決まり!一眼レフで夜景を綺麗に撮る方法

記事内に広告/PRが表示されます。

こんにちは、カメライクブログの明です。
時々仕事で大阪梅田や難波に出かけますが、大阪駅前第三ビルの最上階から見える夜景を一眼レフで撮影してきました。

夜景を撮りに行って一番いやなことは、
その場でバタバタして結局設定が定まらず後で後悔することだと思います。
それでこの記事では、初心者向けに今回の夜景撮影時にも使ったカメラのお決まりの設定と必需品をまとめてみました。

この記事はこんな疑問を解決したい方にお勧めです。

  • 夜景撮影時のカメラ設定はどうすればいいの?
  • 夜景撮影ってカメラと三脚以外に必要なものはある?

いつもどおり、見て楽しんでくださる方は大歓迎です。

では、早速やっていきましょう。

今までSIGMAのレンズを使ってきましたが、
できるだけ広い範囲の夜景を撮影するためにTokina opera 16-28mm F2.8 FFという広角レンズをもっていきました。
比較的リーズナブルなのにかなり綺麗な写真が撮れて満足しています。

目次

夜景撮影時のカメラ設定はこれで決まり!

カメラの設定

まずはカメラの設定です。今回は大前提として手持ちでの撮影ではなくて、三脚を使った撮影での設定です。
結論から言ってしまいますね。

カメラ設定はこれを基本にしよう!(三脚を使用した撮影の場合)

  • Mモード(マニュアルモード)に設定
  • F値(絞り値)は8
  • ISO感度は100
  • シャッタースピードは10秒を基本にして、多少調整する

上記の設定で決まりです。
もちろんいろんなやり方はありますが、初心者の方はまずこの方法を押さえておけば現場で迷うことはなくなります。

Mモードというのは、F値(絞り値)・ISO感度・シャッタースピードの3つを自分で調整するというモードです。
全部を調整するとなると難しそうなイメージがありますが、
安心してください!

いろいろ触れると迷って困るので、そのうち現場で調整するのは1か所だけでいいです。
それは、シャッタースピードです。

まずカメラのモードのダイヤルをMに合わせてマニュアルモードにしたら、F値を8に合わせます。
なぜ8にするかというと被写体全体にピントが合うことと光が取り込めることのバランスがいいからです。
このあたりはいろんな説明ができるので
撮影に慣れてきて自分でF値を調整したくなった時に勉強するということで十分だと思います。
そしてISO感度は最小(100)にします。ISO感度は低ければ低いほどノイズが発生しにくく綺麗な写真になります。

そのうえでシャッタースピードですが、まずは10秒に合わせます。
これで撮影してみて明るさを見て、暗いようなら15秒に、明るいようなら8秒に、といった具合で調整してやればOKです。
10秒ということは手持ちでは到底撮影できないので注意してください、三脚は必須です。

カメラのその他の設定

続いて、カメラでしておいた方がいい設定がもう少しだけあります。

その他のカメラ設定

  • レンズの手振れ補正は切っておく
  • セルフタイマー(2秒)を使用する
  • ライブビューで撮影すると事前に明るさがわかって便利だしタッチでピントが合わせられる

まずやっておくべきこととしてレンズに手振れ補正機能が付いているものがあります。これはONになっているとかえって長時間撮影の時に悪さをすることがあるので、オフにしておきます。
この機能があるレンズは、側面にスイッチが付いていると思います。

続いて、撮影時にセルフタイマーを使うことでシャッターを押すときのブレを無くすことができます。
10秒だと長いので2秒くらいがいいです。
逆に2秒のセルフタイマーって何のために使うの?という感じでしたが、
はい、そうです、夜景撮影の時に使いましょう!

さらに、ライブビューを使うことについてです。
現在の設定で大体どんな明るさの写真が撮れるかを見ることができるので夜景撮影時は重宝します。
また画面にタッチするとピントが合わせられるので便利です。
でも撮影後の写真は実際に確認したほうがいいですね。
ピントの具合などがライブビューで見えているのと違うことがあります。

ミラーレス一眼カメラは関係ないのですが、通常の一眼レフはミラーが内蔵されていてそれが撮影時に跳ね上がる「ミラーショック」というものがあります。これがブレを発生させることがあるのですが、ライブビュー撮影やセルフタイマーを使うとその微妙なブレを無くすことができるというメリットもあります。

私は毎回シャッターを押すときにピントが合いなおすのが嫌で、親指AFにして使っていたり、マニュアルフォーカスにした写真も一緒に撮影しますが、この辺りはやってもやらなくてもいいので、今回は割愛します。

大阪駅前第三ビルから撮影した夜景の写真

さて、説明が長かったですが、今回はシャッタースピードの速い順→遅い順で実際に大阪駅前第三ビルの33階から撮影した写真を並べていきたいと思いますので雰囲気をつかんでみてください。

ちなみに今回は一切DPP4などで現像処理・加工処理は行っていません
その場で撮影したままのJPG画像をWebサイト用に縮小して出しています。

ちなみにこの撮影場所は、平日に行けば人も少ないし、料金もかからないしでとてもいいです。
おそらくカップルで見に行くような雰囲気ではないのが人気スポットにならない原因なんでしょうか。
カメラマンとしてはゆっくり人目を気にせず撮影できて最高です。

2秒
5秒
8秒
10秒
13秒
15秒
20秒

ISO100、F値8は変えず、シャッタースピードが2秒から20秒までの写真を並べてみましたがいかがでしょうか?
好みはあれど、明るければ明るいほどいいというわけではありませんね。
大体8秒から13秒くらいまでが夜景としてよさそうな写真になっていると思います。
ちなみにこの記事のトップ画においている写真は13秒です。

このような感じで、時間があるならシャッタースピードを調整して複数枚撮影しておくほうが後で後悔がないです。
その場ですごく綺麗!と思っても、帰ってきたらもっと明るいほうがよかった、とか明るすぎた、と感じることは割とよくあることだからです。

シャッタースピードが長い撮影になるので車が止まっているか動いているかによって微妙に表情が変わります。
信号が変わるタイミング等を見計らってシャッターを切ってみてもいいと思います。

撮影時の持ち物と撮影方法

撮影時の持ち物

一つだけあれば重宝するアイテムがあります。
高層ビルからの撮影だと、ガラス窓越しに撮影することになりますが、ガラスの映り込みは結構気になります。
せっかく綺麗に撮影できていたはずの夜景が映り込みで台無しになると悲しいのでそれを防ぐために、レンズに装着できる穴の開いた黒いレフ版をもっていった方がいいです。
忍者フードと呼ばれているみたいですね。

装着時はこんな感じです。

穴が開いたレフ版装着時

私のは裏が銀色で表が黒色です。映り込みを防ぐためにガラスと接する面を黒色にしています。
直径が46cmのものを使いました。
今回は広い範囲を撮影したくて16mmの広角レンズを使ったのですが、カメラのレンズをガラスにほぼピッタリ近づけてギリギリの大きさでした。最近シリコン製でもう少し幅が狭いタイプのフードも売っていますが、広角レンズだとそれだと難しいと思います。

ついでにですが、こうやって撮影するということを考えるとカメラはほぼ真正面の撮影しかできませんので、撮りたい範囲を中心において撮影するということにも結構な制約ができてしまいます。

撮影方法

撮影方法は今までお話ししてきた通りなのですが、カメラをガラスギリギリに近づけて撮影するために少し三脚に工夫をしています。三脚の2本の足を窓のヘリに載せて撮影するために長さを短くしています。
写真でみるとこんな感じです。

DPP4で色を強めるレタッチをした写真

この時短くする2本の脚は閉じたまま調整したほうが、長さをそろえやすくなります。
また水平器が付いている三脚だと立てかけた際に水平になっているかを確認しやすいです。

今回のまとめ

いかがだったでしょうか?
今回は初心者の方向けに現場で迷わないためのカメラ設定を中心に、持って行ったほうがいいものと撮影方法などを紹介してきました。

紹介した内容は標準的な方法ではありますが一例ですので、
時間がたっぷりある方はどんどん設定を変えて夜景撮影してもよいと思います。
この記事を参考にしていただければ幸いです。

今回使用したカメラとレンズ

今回撮影に使用したカメラは、EOS 6D Mark II
今回撮影に使用したレンズは、Tokina opera 16-28mm F2.8 FF です。

今回の記事は如何だったでしょうか。
皆さんの写真ライフとお出かけに参考になれば幸いです

今回も見てくださってありがとうございました!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次