一日のはじまりを日本の朝食で|旅館の朝を撮るカメラの視点

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この記事は英語と日本語の切り替えができます。

This article is available in both English & Japanese.

こんにちは、カメライクブログの明です。
今回は、とある旅館で出会った「ザ・日本の朝食」を撮影してきました。

朝のやわらかな自然光に包まれた食卓は、夜の雰囲気とはまったく違った魅力があります。
窓からの光が青みを帯びて、どこか清々しい気持ちにしてくれる時間。
そんな旅館の朝を、カメラでどう切り取るかをご紹介します。

写真を見て楽しんでいただける方も大歓迎です!
では早速見ていきましょう。

目次

朝食を撮るメリット

旅館での朝食撮影には、夕食にはない大きなメリットがあります。
それは「光」です。

朝は自然光がしっかり入り、ISO感度を上げなくても十分な明るさが得られることが多いです。
もし席を選べるなら、窓側の席をおすすめします。柔らかい光が食卓に差し込んで、料理の質感を自然に際立たせてくれます。

また、朝の光は少し青みを帯びることが多く、写真に「すがすがしさ」が加わります。
「一日のスタートは日本の和食から」という雰囲気を、自然光のトーンで表現できるのが魅力です。

ではここから具体的な撮影方法に入っていきますね。

全体にピントを合わせて撮影する

こちらの写真は F7.1 で撮影しています。
F値をあまり小さくして開放で撮ると、一部のおかずしかピントが合わないため、
朝食の全体をきれいに見せたい場合は、少し絞り気味で撮影するのがおすすめです。

F7.1程度まで絞ることで、テーブル全体の奥行きを感じさせながらも、
全ての料理がバランスよく見えるようになります。

と言いつつ奥のほうは若干ボケかけていますので、
もし旅館の食事室でご迷惑が掛からないようなら、すこし席を立って被写体との距離を撮ったうえで撮影すると全体にピントが合いやすくなります。

こちらの写真では、右下半分の自分の手前の定食にピントを合わせつつ、
左上に見える相手側の定食をボケさせています。

同じF7.1でも、ピント位置によって立体感の出方が変わるので、
手前の主菜を軸に構図を作ると自然です。

反省点としては、奥の定食がすこし切れていますので、もうすこし手前の余白を少なくして、全体の構図のバランスを見て撮影すればよかったなぁと思っています。

1つのおかずにピントを合わせて撮影する

例えば、鮭定食なら主役はもちろん「鮭」。
今回の旅館の焼き鮭は絶妙な焼き加減による香ばしさがよかったです。
その質感を活かすために、鮭にピントを合わせて他をボカす撮り方を選びました。

メインを明確にすることで、見ている人に「おいしそう!」と感じてもらいやすくなります。

そして、旅館の朝食といえば定番の 温泉卵
個人的に一番好きな被写体です。

温泉卵の“ツヤツヤ感”を引き出すために、現像ではトーンカーブを活用しています。
卵の光の反射が一番美しく見えるように、他の明るさの範囲を少し暗めに整えると、
より立体的でおいしそうな印象になります。

この写真もF7.1で撮影していますが、被写体との距離を近づけることで背景が柔らかくボケてくれます。
レンズと被写体の距離感を意識すると、絞り値を変えずに雰囲気をコントロールできます。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は旅館の朝食を撮影するアイディアをまとめてみました。

旅館の朝食は、光と雰囲気に恵まれた被写体ですよね。
自然光の中で和食を撮ることで、被写体そのものの温かみや美しさを再発見できました。
朝の光を味方にして、是非自分らしい「日本の朝」を撮ってみてください。

今回使用したカメラとレンズ

今回撮影に使用したカメラは、EOS 6D Mark II
今回撮影に使用したレンズは、SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM Artです。

楽しみながらスキルアップできれば最高ですね!

今回も見てくださってありがとうございました!

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