こんにちは、カメライクブログの明です。
冬は花があまり咲いていなくて被写体が少ないと感じたことはないでしょうか?
近所の公園に行っても、まばらに花が咲いていて、ぱっと見たかんじあまりいい写真が取れないように感じてしまいます。
でも、今回はそんな時のヒントとして、前ボケを使って綺麗に写真を撮る方法を説明してみたいと思います。
この記事はこんな疑問を解決したい方にお勧めです。
- まばらに花が咲いているときに、どうすれば綺麗に写真が撮れる?
- 前ボケを綺麗に撮影するためにはどうすればいい?
いつもどおり、見て楽しんでくださる方は大歓迎です。
では、早速撮影していきましょう。
撮影方法と撮影時のカメラ設定
撮影環境
さて今回は撮影方法なので、どんな環境の写真を撮ったのかを含めお伝えしていきたいと思っています。
近くの公園に出かけて、花壇の状態はこんな感じでした。
ちょっと数はまばらなんですが、まずこんな寒い時期でも手入れしてくださってる方に感謝です。
いつもありがとうございます。
ただ、写真で撮ろうとするとちょっと花が少ないかな?という気もします。
今回はそんな環境でどうやって撮影したかを見ていただきます。
どうやって撮影したか
今回は前ボケを使って撮影するために、いくつかの工夫をしています。
撮影時の工夫
- 被写体の前に前ボケする被写体を配置する
- 前ボケする被写体とカメラをできるだけ近づける
- ローアングル(花と同じ高さ)にカメラを配置して撮影する
- レンズの設定はF値をできるだけ下げてボケやすくする
先ほどの花壇の写真を使って補足説明します。
補足説明用の花壇の写真を見てください。
撮影位置ですが、この画像の一番中央手前から、花と同じ高さくらいに配置しています。
感覚としては寝転がってカメラを構えるようなイメージです。
そして本当に撮影したい被写体は赤い矢印の先にある白い花です。
黒い枠で囲っているのが実際の撮影範囲になるんですが、撮影したい被写体の前の左右に前ボケさせたい白い花を入れます。
この時にカメラのF値(絞り値)は一番小さくする(開放値にする)とよくボケるようになりますし、カメラと前ボケさせる白い花との距離が近いとさらによく前ボケするようになります。
この状態で撮影した花がこちらです。
いかがでしょうか?
あまり花が多くなくても、前ボケを使って撮影できる範囲内を埋めると綺麗な写真が撮れます。
ちょっとアングルを移動させた写真も載せます。
今度は左側にあるピンクの花も少し含めてみました。
すこし広めに撮っておいて、あとでトリミングするということでもいいと思います。
DPP4で現像・レタッチした写真
別のアングルからの撮影
今までの画像とは逆方向から撮影した写真と、雰囲気よくレタッチした写真が以下です。
まず普通に現像した写真です。シャドウやコントラスト、色温度や明るさなどは調整しています。
手前に咲いていたオレンジの小さな花たちをボケさせたくて反対側に回って、後ろに配置して写真を撮影しました。
ボケをうまく使うことで背景に色だけを残したりすることができますね。
この写真をDPP4で色を強めてレタッチした画像と、白い雰囲気を強調するために色を薄めてレタッチした画像を載せたいと思います。
色の厚みが伝わる写真になりました。DPP4でかなり大胆に色を強めているので見た目とはかなり違います。
これは好き嫌いもあると思いますが、
私はとにかく後ろのオレンジの花に目がいってしまったのでそれを強調させたくてレタッチしてみました。
一方で、白い色を強調させるためにできるだけほかの色を省いたレタッチをしたのがこちらの写真です。
全体もあえて色褪せた雰囲気を出して白を強調しました。
私が結婚式の前撮りなどをするときは花嫁だけを撮影するときにこういうレタッチをします。
花嫁のウェディングドレスの白がすごく綺麗にレタッチできるので重宝しています。
新郎が写っているときは使いにくいレタッチですのであくまで白を目立たせるためにこういうことをします。
今回のまとめ
いかがだったでしょうか?
今回は花がまばらなときでも、前ボケをうまく使って撮影する方法を紹介しました。
冬だとなかなか被写体が決まらないこともあると思いますが、写真で撮影したほうが美しく見えるものもあると感じています。ぜひヒントとして見ていただければと思います。
今回使用したカメラとレンズ
今回撮影に使用したカメラは、EOS 6D Mark II
今回撮影に使用したレンズは、SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM Art です。
今回の記事は如何だったでしょうか。
皆さんの写真ライフとお出かけに参考になれば幸いです。
今回も見てくださってありがとうございました!
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